鯖江研修に行ってきました。
山梨で創業122周年、子供メガネ・シニアメガネ・補聴器はお任せ下さい。」
メガネ・補聴器のセイビドーの社長、輿石丈夫です。
こんにちは、今年は雨も多く蒸し暑い日が多いですね、体調管理には気を付けましょう。 さて、先日、メガネの聖地、福井県の「鯖江市」に行ってまいりました
AJOCの研修で、メガネの産地「鯖江」の工場見学をしながら勉強をするというものです。 私は受講生というより、今年の5月からAJOCの教育委員長になっているので、その研修の責任者という立場で参加致しました。
2回に分けた今回の人数はスタッフも入れて19名です。 世界の三大産地、それもそのはず、日本のメガネフレームは福井市が15%、鯖江市が80%の生産だそうです、従って福井県で全体の95%を占めているんですね。
初日はなんと台風5号と重なってしまい、自分が甲府を出る頃に台風が福井県を直撃していましたので、心配していましたが、身延線で静岡までは通常通り行けたので大丈夫かと思いましたが、米原-福井間で電車が運休になっていて、2時間ほど足止めになりました。
その後、京都からの特急は動いているという情報が入り、京都に移動してから鯖江を目指しました なんとそこで「0」番線を発見、ハリーポッターみたい、などと言う面々もいました!
しかし、雨の影響で徐行運転ばかり。。。止まらないで。。。動いていたのが唯一の救いでした。
結局14時集合から5時間遅れの19時着。。。全部で11時間掛かりました。。。
さすがに疲れたぁと思いきやそこからの懇親会(雰囲気の良い料亭でした)、メーカーさんの偉い方々もいる前で最初に挨拶をさせていただきました(いや~緊張した~)
二日目は鯖江の工場や会社を1時間ずつ、6か所周りました。
メッキの工場→チタンフレームろう付け・組み立て→修理→セルフロント→鼻盛り「蝶」→企画制作 メガネはメタルフレームでは200~250工程ありますし、セルフレームでは60~80工程がありますが、すべてを一環で作っている所はありません
(かなり作っている所はありますが。)
すべての会社が、この工程の一部を請け負っているのです。
ですから1本のメガネができるまで数社の会社を渡ってフレームが仕上がっているのです。そうやっていくつもの会社を渡って作っているので、鯖江という所に集積しているんですね
自分の得意分野を発揮しているのですが、私が前に鯖江にお邪魔した20年近く前より会社数が全体で半分以下になっているとの事でした、得意分野を磨いて勝ち抜いた会社ばかりなので、
むしろ非常に強い会社、 他に負けないものを持っている会社ばかりになっている印象でした。 (こんなに細かいところ、こんなに面倒臭いところにこだわるんだぁというものが多かったですね。) 凄いです!
セルの鼻盛り専門工場、鯖江ではここしかもう残っていないそうです(実践させてもらいました)。
フォーナインズをはじめ、こだわりのメーカーからどんどん注文があるようです。
最終日は初日、予定を変更して見れなかったシャルマンさんにお邪魔しました。
ここはほとんどを一環して自社で生産しています。
工程は昨日見た工程とほぼ似ているものが多かったですが、最新のレーザー溶接機を12台も導入していて、システマチックに動いていたりと、細かいロー付け作業を得意としていました。
ラインアートの秘密もだいぶ教えてもらいました。
また工場内は多くの工夫がなされ、安全とスピードを見える化していて、大いに参考になりました。
クリーンネスも行き届いていますね。
はやり大手はスケールが違います。 工場で勤務しているのは主に女性が多く、細かい作業に向いているそうです。
福井県が全国で女性就職率が一番という事も納得できました 3日間一緒にいたAJOCの皆さまとは、お互いの情報交換もさせてもらい勉強にもなりとても楽しかったです。
二次会・部屋飲みもあり、たくさん交流が持てました。 これがAJOCの良さですね、いつもしみじみそう思います 焼き鳥もナイスでした。 福井に本社・店舗が多くある「秋吉」