全盲体験 ダイアログ イン ザ ダーク へ行ってきました。
山梨で創業120周年、子供メガネ・シニアメガネ・補聴器はお任せ下さい。」セイビドーホームページメガネ・補聴器のセイビドーの社長、輿石丈夫のブログです。
昨日、AJOCの教育研修で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という全盲体験ができる所へ行ってきました。
場所は東京 外苑前から徒歩8分の神宮。
けっこうな雨が降っていました、もちろん会場は室内ですが
このプログラムはドイツ発で今では世界の多くの地域で行われている
「暗闇エンターテイメント」です。
予約しか受け付けていないせいか、待合は我々グループだけでした
真っ暗な中に一人で入るのではなくグループで入って行きます。
我々は2班に分かれ、私は9人グループで2班目に入りました
時間は90分、えーそんなに長く。。。15分くらいじゃないの?
みんな同じような事を言っていました、真っ暗の中に90分もいるのに恐怖を抱いていたのです
最初は薄暗い部屋で白杖を渡されていくつかの注意事項を聴きました。
そして徐々に暗い部屋へ行き暗闇エンターテイメントのスタートです
なんせ真っ暗で何も見えません。
仲間の声と仲間のどこかに触っていることで恐怖感が薄らぎます
足元には何やら障害物が。。。白杖で前を確認しながら少しずつ移動します。
しかし自分がどこを向いているのか、どっちに進んでいるのか?ここの場所はどのくらいの広さなのか分かりません。仲間の声が自分の想像と違う方向から聞こえたりしてけっこうビビったりしていました
注意事項を説明をしてくれた方はそのままグループのガイドになります。
このスタッフは全盲の方です。
そうなんです、ここでは通常の世界と逆になり、全盲の方々が指南役となり、我々はその方がの指示がないと前に進めません
障害物を確認したり、トンネルを通ったり、音を聴いたり、匂いを嗅いだり、視覚以外の感覚をフルに使って
いろんな事を体験しました
そして、いくつかの共同作業を終えて、我々はカフェに着きました。もちろん真っ暗の中です。
メニューを教えてもらい、各々注文、私はビールとおつまみセットを注文しました
出てきたビールはベルギーのビンビールとコップ、そしてチーズ&クラッカー等の盛り合わせ。
ビールを注ぐのもこぼれるのを怖がっているせいか半分くらいしか注げません
そしてそこでお金も払うんです(あらかじめ1000円くらい持って入っています)
カフェで少しおしゃべりを楽しんで、隣の部屋に移動したら終了。
まだ1時間くらいしか経っていないと思っていたら、90分を少しオーバーしていました
最初は怖かったはずが、基本的にはずっと楽しかったです、それは仲間がいたから。。。
このプログラムは一人で入ることは出来ないそうです。
今回学んだのは仲間の重要性、自分が仲間の為に何を発したらいいのか考える(みんなが静かになると急に不安が襲ってきます)、リーダーシップ、白杖や手で触る触覚の重要性、聴覚と方向感覚等数えきれないほどの学びがありました
自分達が普段いかに視覚に頼っているか。
全盲の方々がどういう感覚で日々過ごしているのかがちょっぴり分かった気がします。
私は全盲の方とコミュニケーションをとった事がありますが、この経験によってちょっとでも役に立つとありがたいかなと思いました。
皆さんも素敵な体験をしてみませんか?