感動しました!視覚障害者のための適用訓練と補聴器フォーラム
「山梨で創業118周年、子供メガネ・シニアメガネ・補聴器はお任せ下さい。」セイビドーホームページメガネ・補聴器のセイビドーの社長、輿石丈夫のブログです。
こんにちは、梅雨で湿気が多く蒸し暑いですね、なんとなくだるく体調がすぐれない時期ですが、皆さんお元気でしょうか?
先週の末に大きな行事が2つありましたので、それを報告いたします。
①アイパットが拡大読書器に?
先日の土曜日に甲府共立病院で「第4回視覚障害者への適用訓練」があり、鈴木店長と参加してきました。
今回は一般の参加者が40人を超える今までで一番の集まりになりました
鈴木店長は特別に拡大読書器の講演を頼まれて、パワーポイントを使用して20分間立派に役目を果たしていました。
その後、三宅琢ドクターによる特別講演会があり「ロービジョンエイドとしてのipadの活用」と題しての講義がありました。
ipadは福祉用具ではないが、多くの特徴があり、ロービジョンエイドに適しているというもの。
その特徴をいくつか列挙する。
①ボタンが電源とメインに戻るボタンしかないので簡単。マウスレス。
②白黒反転機能が使える。
③ズームがある程度までできる
④自動読み上げアプリがある(voice over)。
⑤携帯可能で連続使用が可能。
⑥使用場所、姿勢の制限がない。
⑦電子書籍を拡大して読むことが可能。また音声による補助も可能
⑧これからアプリが増えていきますます使いやすくなる。
私が特に驚き・感動したのは通常の拡大読書器にはない読み聞かせ機能が可能なこと
最近はマップで地図の誘導などもある。
意欲がなかなかでない高齢者は難しいかもしれないが、盲学校の子供さんや視力を失いかけている一般社会人の方にはてとも大きいツールだと感じた。福祉用具でないi-padを少し偏見な目で見ていましたが、今回の講演でこの先の可能性をとても感じました。
拡大読書器がある意味こういう読み聞かせなどの機能を持てるようにしていかなくてはいけないのかもしれません
②第1回補聴器フォーラム
二つめは先週末土・日に初めて開催された補聴器フォーラムです。日本補聴器販売店協会の25周年記念イベントとして行われました
会場は業者や加盟店、行政・教育関係者そして一般の方も入れる。
私は認定補聴器専門店を紹介するブースで専門店とはこういう設備を持っているという紹介や一般ユーザーからの相談を担当しました
メガネの展示会とは違い、一般ユーザーが多く来場し、これから付けたいがどうしたらいいか?どういう機種がいいのか?最初に行ったところがイマイチだったので他に紹介してくれないか?等様々な相談がありました。
メーカーも普段一般消費者へアピールする機会が少ないので、ブースに寄る3分の2が一般の方だと驚いていました。
私が一番驚き感動したのは、その会場の一部を使っての写真・絵画展でした。
聾(ろう)学校の生徒達が書いているものを展示してあったが、その書いてある内容に心を打たれました。
「未来の補聴器」と題した絵にたくさんの希望・願いが描いてありました。
水に濡れても大丈夫な補聴器
電池の要らない補聴器
スマートフォンとの連携(先ほどのipadで手話ができるようになったと新聞に載っていました)
好きなデザインが作れる
そして、最も多かったのが「健常者とのコミュニケーションが普通にできる」、でした。
私どもはまだ子供の補聴器は出来ていません。
ですから難聴の子供達との接触はほとんどありません。
今回の絵を見ていかに健常者とのコミュニケーションを取りたがっているかを知りました。
そういう意味でも大変勉強になったフォーラムでした。
よければこの写真を引き伸ばしてご覧になって下さい。
子供の補聴器も出来るようになり、ますます社会に役に立つ企業になっていきたいと思います。